私の摂食障害ストーリー【9】克服を支えてくれた大切な人の存在

前回の 私の摂食障害ストーリー【8】でご紹介したような偉大なる言葉の力に後押しされながら、私は光のある方向へと歩みを進めることができました。

病院で医師の治療を受けたり、カウンセラーなどの専門家からのサポートを受けることはなく、基本的に独学でした。

道のりはたいへん孤独なものでしたが、決して誰の支えもなかったわけではありません。

直接的な関わりではないにしても、やはり人は人に支えられ、人に生かされて生きてゆくものだということを実感しています。

今回は、普通に食べられるようになるという「人間らしさ」を取り戻す過程での、私にとって大切な人の存在について、お話ししようと思います。

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側で見守ってくれるパートナーの存在

私には20代半ばから、お付き合いをしている男性がいました。

もちろん、自分が摂食障害であるということはずっと隠していました。

そんなことを知られたら、きっとだらしのない人間だと思われ、軽蔑され、嫌われてしまう…

それが怖かったからです。

カミングアウト。その反応は…

摂食障害を発症してから、すでに20年が過ぎようとしていました。

病院や専門機関での治療を検討してはいましたが、身近な人に打ち明けるのはもちろん、専門家に話すことも勇気のいることで、独り悶々と悩み続けていました。

それがある時、思わず自分の苦しみをついにぶちまけてしまったことがあります。

彼はとても困った顔をし、いくつかのよくあるような慰めの言葉をいくつかかけてくれました。

ただ居てくれることに感謝

彼自身、摂食障害に関して何の知識も経験も無いのですから、このような反応しかできないのは当然です。

だから私は、傷ついたりがっかりしたりということはありませんでした。

それどころか、この時まで苦しい胸の内を誰にも晒すことなく、常に重々しさを抱えていたのが、瞬間、ふわっと軽くなったような気さえしました。

こんな情けない自分を静かに受け止めてくれる人が、この世にたったひとりでもいてくれたことに、ただただ感謝の思いでいっぱいでした。

何もしてくれなくていい、ただ近くに居てさえくれたら、それだけでもう十分!とさえ思えたほどです。

その後も特に手を差し伸べてくれるようなことはありませんでしたが、彼の存在は私の支えであり続けました。

その人は、私の人生のパートナーである今の夫です。

専門家のサポートは?

私は結局、医師やカウンセラーに頼ることはありませんでした。

ですが、決して専門家の存在を否定しているわけではありません。

もし、専門家の門を叩いていたら、もっと早くに克服へと向かうことができたのではないかとも思います。

ただ、どんなに素晴らしい医師やカウンセラーにかかったとしても、当の本人が主体性を持たないままでは、救いを得ることはないでしょう。

摂食障害は他力本願では治らない。治してもらうことができないのです。

治すのも治るのも、結局は自分次第!

そう肝に銘じ克服へ向けて取り組んだ時にはじめて、他者のサポートは絶大なパワーを発揮することが可能になるのだと思います。

私を産み育ててくれた両親の存在

高校卒業以来、離れて暮らしている両親も、私の心の支えとなる存在でした。

二人に食の悩みを打ち明けたことはありません。

できるだけ心配をかけないようにということもありますが、娘がこんな情けない状況に陥っていることを知って悲しませたくなかったのです。

不幸であること。それは最大の親不孝

親なら誰しも、子の幸せを願っているはずです。

その願いに応えることは、育ててくれた親に対する義務であると私は思っています。

必ずしもそれが親の望む将来とは一致しないまでも、その子本人が幸せに生きているという事実こそが、最大限の感謝を表すことのできる親孝行の形といえるのではないでしょうか。

授かった命を輝かせ、生き切る

摂食障害で苦むことは、決して幸せな状態ではありません。

私は自分を傷つけていることで、親からもらった命を粗末にしてしまっているという負い目を強く感じていました。

その無念さから逃れたい一心で、自ら進んで暗闇の奥へとのみこまれていったのかもしれません。

すっかり高齢となった両親への親孝行ができる時間は、きっとそう長くはないでしょう。

「心からの幸せを感じながら生き切る」という、子としての責任を全うする、それが今後の私の人生目標です。

両親が今も私と同じ世で見守り続けていることを、本当にありがたく思っています。

同じ苦しみを抱く「あなた」の存在

他のどのような病気にも言えることかもしれませんが、摂食障害の辛さは、体験したことのある本人にしか、きっとわからないのではないでしょうか。

今や、ネット上での交流やリアルでのワークショップなど、摂食障害同士の繋がりによって、私のように長い間一人でぼっちで戦い続けなくても回復に向かう可能性がひらけているのは嬉しい限りです。

私も、同じ苦しみを持つ彼女たちの存在に、すいぶん助けられました。

これからは私が、「あなた」を助ける番です。

進む道は自分が決める。自分の足で歩く

摂食障害にたった一粒ですぐに効く特効薬なんてものはありません。

まずはあなたが本気で変わろうとしなければ、絶対に前へは進めません。

自分から積極的に動こうとしない限り、闇から抜け出すことはできないのです。

心をととのえ、思考と行動を変えることで摂食障害という「悪習慣」から1日も早く脱却してしましょう。

体の声に注意深く耳を研ぎ澄ませ、体が喜ぶ食や生活を選びましょう。

取り返しのつかない後悔が増えてしまわないうちに。。。

諦めないで!きっとあなたも抜け出せる

誰もがこの闇から抜け出すことは可能である、そう私は信じています。

今の苦しい体験を通じて、あなたは以前のあなたよりもずっと強くなっているはず。

だから、自分の力で第一歩を踏み出すなんてことくらい、出来ないわけがありません。

普通に「ごちそうさま」がいえる日は、あなたにもきっと訪れます。

希望や喜びをもたらす幸せな人生は、誰もが手にすることのできる権利なのです。

ダメダメの私でも、30年かかっても、その日に出会うことができたのですから。。。

『私の摂食障害ストーリー【10】』は?

現在の私は、本当に100%完治した状態であるのか、もしくは、完全克服まであと少しというところなのかは微妙なところです。

何かしらのきっかけで「再発」ということになる気もしないではありません。

なぜなら、心の奥の深い深〜いところに、まだ魔物がずっと居座っているような感があるからです。

摂食障害が二度と再発することのないよう、今後も気をゆるめることなく、完全克服への歩みを進めてゆかなければと思っています。

私の摂食障害ストーリー は、「完全に克服しました!」と胸を張って言えるようになった時、ようやく完結します。

その日が1日も早く訪れるよう、私自身もあなたと共に、今後もこの問題に対して向き合って生きてゆかなければなりません。

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