私の摂食障害ストーリー【5】過食と拒食の終わりなきスパイラル地獄

前回の 私の摂食障害ストーリー【4でお話ししたように、ある日突然、過食がはじまりました。

得体のしれない魔物にまんまと隙を狙われ囚われてしまった私。

ズタズタに壊れた心と身体を抱えたは私の意思の力ではどうにも立ち向かうこともできないまま、この恐ろしい存在に支配され続けることとなります。

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摂食障害とともに歩んだ中学から高校時代

摂食障害に関する情報がほとんど無く、知識も経験も持たない10代の頃の私は、その時自分に起こっている悪夢のような出来事がいったい何であるのか、認識さえできていなかったと思います。

わかっていたのはただ、自分の中に宿ったどす黒い何かによって、私の食行動が完全に支配されてしまっているという漠然とした感覚だけ。

この状況にどう対処すればよいのか、いったいどうしたら普通だった自分に戻れるのか、思い悩みながら時を重ね、中学から高校、大学へと進むこととなりました。

受験勉強なんてそっちのけ

過食がはじまったのは、本格的に高校受験への準備に集中すべき中学3年の春。

家でも学校でも、いつもいつも食べもののことばかりが頭に浮かび、勉強どころではありません。

受験への焦りに加えて拒食と過食による心身ダメージがストレスとなり、ますます食への快楽に逃げを求めていました。

食べることに大忙しの受験生

ほぼ絶食状態だった拒食期からうって変わって、気がついたら朝昼晩の食事も普通に食べるようになっていました。

枯渇しきっていた身体中の臓器や細胞は、食べ物が次々と入ってきたことで、栄養素をせっせと取り込もうと必死になっていたことでしょう。

体力が徐々に回復し、貧血で倒れたり関節が痛むことはなくなり、顔色も明るくなってきたのを見て、親もひと安心したことと思います。

しかし、相変わらず生理は戻らず、以前とはちがった重苦しい倦怠感が常につきまとうようになっていました。

なんとか乗り切った高校受験

が、どうにか第一希望の高校に無事合格!

周囲からのあたたかい祝福に心ほぐされ、新生活に向けて過食をあらためなければと感じさせられました。

皮肉にもその思いは、拒食の再発に繋がることになってしまいました。

狂ってしまった摂食中枢は、もう私が「普通の食事」で生きることを許してはくれなかったのです。

摂食障害につきまとわれて

最初のダイエットで12kg減って40kgだった体重は、数ヶ月の過食生活でいとも簡単にリバウンド。

さらに1kg増量して53kgになってしまっていました。

新生活に向けて再び食を拒む日々を過ごしたものの、2〜3kg落ちてホッとしていると、その隙にすかさず魔の手が伸びてくるのです。

そうして再び過食と拒食を何度か行き来しながら、過食でいる時間がどんどん多くなっていきました。

孤独な高校時代

希望に満ちていたはずの高校時代も、摂食障害とを共に過ごしました。

過食がどんどん頻繁になり、こんな醜い行為を絶対に周囲に知られまいと身構えてしまうがゆえに、誰に対しても心を開くことができませんでした。

閉ざされた心はより頻繁に過食衝動を引き起こし、家人のいない合間に泣き狂ったように食べていたこともあります。

制服がどんどんきつくなり、ウエストホックが飛び、醜く膨らんだ太ももを目にするたびに、私は絶望的な思いに包まれました。

が、自分の意思の力ではどうにも止めることができません。

目に見えない強大な力に抗うに必要な知識も経験も無く、手を差しのべてくれる誰かも、私にはいなかったのです。

大学時代、ひとり暮らしで過食がエスカレート

その後、私は大学進学のため地方から上京し、ひとり暮らしをはじめることになりました。

住む場所も出会う人々もすべてがガラリと変わり、自分自身さえも生まれ変わったかのような気がしました。

この大きな環境変化による前向きな思いのおかげで、数ヶ月間は過食行動を起こすことはありませんでした。

 5年ぶり。やっと生理が戻ってきた

最初のダイエットで激ヤセしてからずっと止まっていた生理が再開しました。

本当に嬉しかった。心からホッとしました。

体調も回復し、精神的にも安定して、他の皆んなと同じように充実した学生生活を過ごしていることが本当に嬉しく感じました。

気ちがいじみた食行動に翻弄される長い日々は、ようやく終わりを告げたのだと、ほっと胸をなでおろしました。

またしても過食行為が再発

しかし、私の中の恐ろしい魔物は、そうそう簡単に去ってしまうわけもありません。

より深いところに身を隠し、まるで死んでいるかのように息をひそめ、再び飛び出して暴れまくる時をほくそ笑みながらうかがっていたのです。

大学入学から1年ほどが過ぎ、新しい生活がすっかりになじんで緊張がほぐれた頃から、再び過食の気がでてきました。

ひとり住まいで家族の目を気にしないですむ分、余計に歯止めがききません。

仕送りやアルバイト代の多くを大量の食べものに費やし、せっかく築いた新しい人間関係も希薄になり、またしても孤独の海の底に深く沈み込んでゆきました。

 どこまでも続く負のスパイラル

入学時、48kg前後で安定していた体重はみるみる増え、60kgを超えたこともありました。

そうなると、「急いで落とさなくては大変!」とばかりに食を断つことで出来るだけ早く収拾を図ろうとしてしまいます。

健康的なダイエットを無理のない範囲でおこなえばいいものの、私の場合、摂食中枢が正常に働かないので、「適度に食べる」とか「控えめにする」ということができません。

「食べるなら大量に食べる」「食べないなら全然食べない」というような極端な食べ方となってしまうのです。

失った心の鍵

学園ドラマなどで目にするようなワクワクいっぱいの学生生活を夢見ていた私。

ですが、現実はまったくといっていほど悲惨なものでした。

私はずっとずっと孤独で、自分で失くした心の鍵を、ずっとずっと見つけ出せないままでした。

すっかり閉ざされた心の隙には悪魔が居座り、そいつにたくさんの養分を吸い取られ続けました。

続きは『私の摂食障害ストーリー【6】』で

こうして、本来なら若さと希望で光り輝いているはずの中学、高校、大学時代を、摂食障害とともに過ごしました。

将来への学びに使うべき貴重な時間やお金を、ひたすら自分を壊すために費やしてしまったのです。

スピリチュアルの教えなどではよく、「起こることはすべて必然である」などといわれます。

だとすれば、摂食障害はいったい私に何を伝えたかったというのでしょうか?

次の 私の摂食障害ストーリー【6】は、20代、30代の頃のお話です。

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