私の摂食障害ストーリー【2】食べないダイエットの成功から拒食へ

私の摂食障害ストーリー【1】でお話ししたように、サラリーマン家庭のごくごく平凡な女の子が、なんということのない友人との会話から過剰に傷つき、リベンジという名のダイエットを決意しました。

今回は、当時中学2年生だった私が実際にどのような過激ダイエットをおこなったのか、また、その結果についてお話しします。

スポンサーリンク

スポンサーリンク


ダイエットの無知による思考と行動。とにかく食べなきゃOK

私を笑いものにした同級生たちを、「ぜったいに見返してやる!!!」と意気込んでダイエットを決意したものの、いったいどのような方法で取り組んでいけばよいのか、まったくといっていいほど知識がありませんでした。

知識ゼロの私。いったいどうすれば痩せられるの?

1980年代のはじめ頃、情報環境は今とはまったくちがい、インターネットネットで手軽にたくさんの情報を手に入れることができるわけではありませんでした。

ダイエットをすることは公言してしなかったので、中学生の私がこっそりとできることといえば、せいぜい本屋さんで立ち読みしたり、図書館での閲覧くらいのこと。

そもそもその時代、日本ではまだダイエット自体がそれほど盛んではなく、健康関連全般の情報を得ることは容易ではありませんでした。

貴重な情報を活かすことなく、自己流でスタート

欧米では、その頃からすでに肥満や生活習慣病が大きく問題視されていたようです。

偶然雑誌の通販で目にしたアメリカのダイエットメソッドを翻訳した高額な本を、決死の思いで少ないお小遣いをかき集めて購入しました。

その分厚い本には、「量を減らしてバランスよく食べなさい」というような理論が述べられていましたが、どちらかというとカロリー重視の内容だったように記憶しています。

サンプルメニューがたくさん提案されていたものの、その頃の日本の食卓ではあまり一般的でない食材や料理が多く、私はますますどうすればよいのかがわからなくなりました。

そこで私はバランスに関しては無視し、とりあえず食べる量を減らせばなんとかなるだろうと貴重な情報を中途半端に受け入れ、「絶対に痩せてやる!」という強い信念に突き動かされるかのように、生まれて初めてのダイエットを勢いスタートさせることとなりました。

とにかく食べなきゃ痩せるはず

まずは、毎日のように食べていたお菓子やジュースなどの甘いものをすべて断ちました。

最初こそ大好きなものを我慢する辛さはありましたが、ダイエットへの思いが強かったので耐えることができ、数日で食べないということ慣れてきました。

成長期で代謝の高い時期でしたから、おやつを食べないだけで体重が落ちはじめ、自分の努力で得られた結果にワクワクし、「もっともっと頑張ろう!」と思いました。

食べる量を減らすことで確実に痩せられる、という確かな実感を得た私は、「ダイエットなんて簡単簡単!」とばかりに、その後どんどん食べる量を減らしていったのです。

食べものは敵!信じられるのは体重計だけ

無知な私は安易に「食べない=痩せる」と信じ込み、食べる量を徹底的に減らすことで、体重は面白いように落ちていきました。

わずか1〜2週間のうちに、鏡を覗くと以前よりも明らかにすっきりとした自分の姿を目にすることができるようになり、周囲からも「ちょっと痩せた?」などという嬉しい声を耳にすることが増えてきました。

順調な体重減少にワクワクが止まらない

私は自らの意思と行動で体型をコントロールできることに、今までに味わったことのない喜びを感じ、ダイエットが楽しくて楽しくて仕方がなくなっていきました。

朝はわざと寝坊をし、時間がないと言い訳をして食べませんでした。

お昼の給食は、先生に怒られないように小鳥が突つく程度食べるふりをし、こっそりビニール袋に詰め込み、帰り道で捨てたり犬猫の餌にしていました。

部活後や休日の友人からの誘いもすべて断り、食べないことに優越感のようなものを抱くようにもなっていました。

食べものが憎い、食べることが怖い

そのうちに、ちょっとでも食べてしまったら一気に太ってしまうのではないかというような感覚に襲われるようになりました。

ほんの3cm四方のレタス一切れ片さえも、口に運ぶことができないのです。

空腹感、満腹感、食欲というものがどのようなものなのかがよくわからなくなり、私の中の恐れや嫌悪が食を拒んでいる、そんな感覚に支配されていました。

客観的に見れば、このような状態は完全に異常だと判断できます。

そう、身体の叫びよりもずっと先に、心はすで病んでしまっていたのです。

親の愛情さえも敵視

親からは、ちゃんと食べるように日々うるさく言われましたが、頑なに反抗し無視し続けていました。

「体を壊すから食べなきゃダメ!」「お願いだから食べて!」というような親としての愛ある忠告や訴えさえも、ただただ疎ましいだけでした。

自分にとって痩せることとは食べないことで、そのことが唯一の希望だった私は、食事をすすめる人や食べ物そのものが、天敵のような存在にしか感じられませんでした。

ダイエットを邪魔するすべてを排除したかった、体重計の目盛だけしか見えなかったその頃の私は、どんなに孤独な少女だったことでしょう。

挙動不審?消費カロリーアップのための謎の行動

食以外では、運動にも気を配っていました。

部活には欠かさず参加していたことに加え、日常生活でもできるだけ消費カロリーを増やすための努力もしました。

例えば、室内ではできるだけ椅子に座らないようにし、常に体を動かすことを意識していたので、落ち着きが無い!と親や先生から注意を受けたこともありました。

暇な時間を見つけては近所をふらふらと歩き回っていたので、夜間、警察官に声をかけられたことも何度となくあります。

ダイエットの高揚感に酔いしれながらニヤニヤ顔で出歩いていた私、さぞかし怪しい女の子に見えたことでしょう。

1ヶ月半で8kgのスピード減量を見事達成!

こうしてますます自らのダイエット道を脇目も振らずひたすら突き進み続け、1ヶ月半経った頃には8kg減、 52kg→44kg へと大変身を遂げることができました。

体重    52kg→44kg(ー8kg)
ウエスト  67cm→57cm(ー10cm減)
ヒップ   89cm→81cm(ー8cm減)
太もも   54
cm→47cm(ー7cm減)

束の間の達成感に酔いしれる私

クラスや部活内でも私の変貌ぶりが話題となり、かつて私の太ももの太さを罵った同級生たちさえも、羨望の眼差しを向けていることをしっかりと確認することができました。

「やったーーー☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆」

まさに、私がこれまで生きていた中で最高の気分を味わい、本当に頑張ってよかった! 私はすごいことをやり遂げたんだ! と、溢れ出す満足感に浸りきっていました。

そんな幸せな時間はごく一瞬のことで、すぐそこに深い深い地獄の闇が待ち受けているとはつゆとも知らずに。。。

続きは『私の摂食障害ストーリー【3】』で

こうして、短期間のうちに大幅減量に成功し悦に入っていた私でしたが、成長期に身体に与えたツケは、自らの身に次々と降りかかってくることとなります。

私の摂食障害ストーリー【3】では、私の心身にもたらされた数々のダメージについて、具体的にお話しします。

スポンサーリンク

スポンサーリンク


今日も私のブログを読んでくださり、心から感謝です!
ランキングの応援クリックありがとうございます♡

私の体験
KumiCrystalをフォローする
摂食障害 – 約30年間の闇を抜け出したリアル体験から

コメント

error: Content is protected !!