新型摂食障害「オルトレキシア」に要注意① 健康志向で拒食・過食に?

健康ブームがますます加速する中、健康的な食べものや食べ方にこだわりすぎて、不健康になってしまう危険性があること、知っていますか?

「オルトレキシア」という新型の摂食障害は、高すぎる健康志向が原因で起こります。

私自身、摂食障害を克服する数年前、まさにこの状態を経験した時期があり、あと少しのところで前進と後退を繰り返していました。

今回は、摂食障害の回復期に起こりがちな「オルトレキシア」ついてお話しします。

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オルトレキシアってどういうもの?

「〇〇が△△に効く」「××は□□に悪い」などという話を目にする日がないくらい、テレビやネットでは健康情報がさかんに話題となっています。

「〇〇ダイエット」「△△式健康法」といった特定の食べものを避けたり大量に摂ることをすすめるものもあり、有名タレントや身近な人が華麗に変身した姿を目にすると、心おだやかではいられなくなったりしますよね。

健康情報に気をしすぎて不健康に?

健康情報を取り入れることも、健康に役立つといわれる食べ方をすることも、それ自体は決して悪いことではないと思います。

問題なのは、巷に溢れかえる健康情報に振り回され、極端に偏った食生活に自分を追い込んでしまうこと。

つまり、健康的な食べものや食べ方にこだわりすぎて、結果、心身ともに不健康になってしまう状態。

それが「不健康食拒食症」ともいわれる、新しいタイプの摂食障害「オルトレキシア」です。

オルトレキシアになるとどうなるの?

オルトレキアになると、精神的、身体的にさまざまな悪影響があらわれます。

健康に気をつかうことでかえって病んでしまうなんて、なんのための学びや努力なのか、わかったものではありません!

さらにこの状態に陥ることで、生活全体に影響がでる場合もあるのです。

極端な健康志向で体調不良に?

健康情報を知れば知るほど不安になり、異常なまでに食べものの質が気になるようになります。

特定のものを受け付けなくなったり、体に悪いものをほんのちょっとでも体に入れることに恐れを抱くようにもなっていきます。

そうして、自分が「健康的」で「正しい」と信じている食事に偏るあまり、栄養バランスが崩れ、体調不調が生じてしまうのです。

厳格な食事制限がストレスに

「体にいいものしか食べない」という極端な意識が先走り、「健康的で不自由な食事」を続けることに、心はストレスを感じるようになります。

「何をどう食べればいいのかわからない!」と、ストレスに押しつぶされ拒食状態となり、さらには過食に繋がることになってしまうのです。

強迫性障害などの精神疾患に陥り、日常や社会生活に支障をきたすことにもなりかねません。

健康食だけが自分を保つ支え?

健康的な食品しか受け付けず、いわゆる「不健康な食品」を極端に避けたいという欲求に支配され、厳格に実践しようと躍起になります。

自分自身に厳しい食事制限を課し、それを果たすことでしか自尊心を満たすことができないと感じてしまうからでしょう。

そもそもの目的は心身の健康維持であったはずなのに、自分で自分の食生活をコントロールできていることのほうに、満足感を求めてしまうようになるのです。

強いこだわりで生き辛くなることも…

外食や人付き合いの機会を頑なに拒むことで、仕事や人間関係にひずみが起こることもあるでしょう。

食費がかさみ、経済的負担に悩まされるかもしれません。

健康的な食材の調達や探求だけに人生の貴重な時間を必要以上に費やすことで、もしかしたら、もっと大事なことを見過ごしてしまう可能性さえもあるのです。

極端な健康意識が拒絶しがちな食べものとは?

例えば、オルトレキシアの人が避けがちなものには次のようなものがあります。

高糖質食品
動物性食品
乳製品
白砂糖
トランス脂肪酸
添加物
農薬
遺伝子組み換え
ホルモン剤
放射能汚染

確かにこれらを摂り過ぎると、体調を崩したり、さまざまな病気に繋がることもあるでしょう。

でも完全にこれらを絶とうとするのは、なかなか無理がありそうです。

続きは『新型摂食障害「オルトレキシア」に要注意②』で…

健康に気づかうことで逆に健康を害することになるなんて、なんだか変な感じもしますが、私自身、オルトレキシア状態のせいで摂食障害の克服を数年長引かせた経験があり、今もずっと注意しています。

次の『新型摂食障害「オルトレキシア」に要注意②』では、オルトレキシアになりやすいのはどんなタイプなのか、また、健康情報に踊らされない健康的な食事のあり方についてお話しします。

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